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D-3:世界史

歴史ネタの世界史です。興味あるのはアメリカ史ですが、ヨーロッパや中東も機会があればやってみたいです。

2011年2月22日 (火)

ブンガ!ブンガ!

今日はこちらのニュースから・・・・と言いながら、内容的には(たぶん)まったく無関係の話をやります。

ですので、↓のリンク先のニュースは、読まなくても全然OKです。

伊首相のハーレム・パーティー「ブンガブンガ」、渦中の女性が様子語る 伊紙
http://www.afpbb.com/article/politics/2786258/6838118


1910年2月10日のこと。

イギリス王国艦隊旗艦の戦艦ドレッドノートは、演習のためにドーバー海峡ウェマース沖におりました。

そこに、一通の電報が届きます。

「本日午後2時17分に、アビシニア皇帝ご一行がポートランドに到着する。
至急迎えに行って、ドレッドノートの見学を応対するべし。くれぐれも国賓待遇でよろしく!
外務省からの代表者は、ハーバード・チョオモンドレイだぞ。
from 外務次官 サー・チャールズ・ハーディング」

「は?アビシニアの皇帝!?・・・・って、アビシニアって何処?」
「はっ、エチオピアでございます。提督」
「エチオピア・・・・その地の言葉に精通している者は、わが軍におるか?」
「はっ、現在出張中であります」
「こんな時に・・・・あちらの通訳に頼るしかないな」
「提督・・・・お考えのところ恐縮ですが、少し急がれた方がよろしいかと」

将校に言われて時計を見てみると、なんと現在10時半。

「あと3時間ちょっとしかないではないか!外務省は何をやっとるんだ!」

何せ相手は国賓。遅刻だけは厳禁なのです。怒っても罵っても始まらないので、慌てて準備に取り掛かります。

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2011年2月14日 (月)

バレンタインにハワイの話でも

興味の向くまま色々とあさっていると、「史実は小説よりも奇なり」という言葉を「ホンマやね~」と思うことが、よくあります。

時には、溜め息を伴って。時には、驚きや違和感に引き起こされて。


1779年2月14日、探検家のキャプテン・クックが亡くなりました。

3回目の大航海の中途、ハワイ島において、原住民に惨殺されてしまったのでした。


この話を聞いた時、「あれ、東南アジアじゃなかったっけ?」と、ちょっと違和感がありました。

これはマゼランと勘違いしたのもあるんですが(笑)、それにしたって、ハワイってのはなぁ・・・・と。

だって、ハワイの人って温和で穏やかな人たちってイメージがあるじゃないですか。

ハワイでなくても、なんか常夏の島の民って、平和的な感じがします。

温暖で食べ物が豊富な地域は、おっとりした気質になりやすい・・・・なんて言われますしね。

なんで、そんな南洋の民たちにクックは殺されるハメになったのだろう・・・・?

今日は2月14日。クック船長の命日ってことで、そのあたりをネタにしてみます。
(バレンタインデーネタでなく歴史ネタでスミマセン←いつものことかw)


1778年1月。

3回目の大航海に出ていたキャプテン・クックは、珊瑚礁でできたクリスマス島(クック命名)から北上し、偶然「オアフ島」を発見します。

その2日後には、ハワイ諸島の最北端「カウアイ島」「ニイハウ島」に上陸。

「こんな所に島群があったとはなぁ~」

クックは、これらの島を「サンドイッチ諸島」と命名します。

自分の上官(というか、スポンサー)だった「サンドイッチ伯爵」に敬意を表したわけです。

折角発見したばかりですが、クックが託されていた使命は、アメリカ大陸の北岸を探索すること。

つまり、太平洋から北極海を抜けて、大西洋に出る航路を開拓する。これが最終目標です。

そのミッションを遂行するために一旦ハワイ諸島を後にします。

しかし、冬の北極海は、とんでもない極地。「これを帆船で突破するのは無理」と判断すると、越冬するためにハワイ諸島に再び戻ってきたのでした。

(この旅の成果は、アメリカ大陸西海岸をアラスカの最西端まで調査しつくして、クック湾に到達したことでした)


ところで、ハワイ諸島って、ぜんぶ名前言えます?

一番北にあるのが、大きな「カウアイ島」。その南西に小さな「ニイハウ島」。

カウアイ島から南東に大きな「オアフ島」。アメリカ合衆国ハワイ州都・ホノルルがある島です。

その南東に中ぐらいの「モロカイ島」。その南に小さな「ラナイ島」と大きな「マウイ島」が東西に並んで、その南に小さな「カホオラウェ島」があります。

そして、最南に一番大きな「ハワイ島」。キラウェア火山がある島です。

「カウアイ島」「ニイハウ島」「オアフ島」「モロカイ島」「ラナイ島」「マウイ島」「カホオラウェ島」「ハワイ島」。

この8つの島が、ハワイ諸島。


クック船長が来航した19世紀目前の時期、ハワイ諸島は3つの王国に分かれていました。

北の「カウアイ島」は、カウムアリイ王が統治。

南の「ハワイ島」は、カラニオプウ王が統治(←ちなみに、カメハメハ大王の伯父)

それ以外の6島は、カヘキリ王が統治。

ハワイ島のカラニオプウ王が、カヘキリ王が治めるマウイ島を攻め取らんと戦いが勃発し、ハワイ諸島は血で血を洗う戦国時代に突入しておりました。


キャプテン・クックは、「いまハワイ諸島は戦国時代で、指導者も民も強かで狡猾な人間性になっていた」のを知らなかったのでは・・・・。

そして、それが「クックがハワイで原住民に殺される」という悲劇に至る遠因となったのではなかろうか。

だって、冒頭に言った「ハワイの人って、すごく温和で穏やかな人たちってイメージ」とは、正反対じゃないですか。

クックは先立ってポリネシアの民と交流を持ち、「彼らは同じ言語を持つ、同じ民族ではないか」と見抜くほど熟知していたそうなので、尚更「こんな奴らだろう」と、高をくくっていたのではないかと、思ったりします。

それに加えて「どうせ未開人だろ」っていう、軽んじた態度があったのかもしれません。


1779年1月。クックは、ハワイ島のケアラケクア湾に投錨。

当時、ハワイ島では“豊穣の神ロノ”の1年に一度の大きな祭り「マカヒキ」の真っ最中。

ちなみにこの祭り、T字に組んだ木の柱に白い布を張る「ロノマクア」という旗を立てるのが慣わしなのですが、これがまた船の帆にソックリ。

さらに、「ケアラケクア湾」には「神々の道」という意味がありました。

「マカヒキ」のシーズンに、「神々の道」から「ロノマクア」をはためかせた船がやって来た・・・・。

「ロノの遣いだ!」神の遣い現る!の報に、ハワイ島は騒然。

1万以上もの人々と3千ものカヌーが、キャプテン・クック御一行を熱烈歓迎で出迎えます。

「せんちょ~!何か分かんないけど、ヤツら我々を神だと思ってるみたいですよ~?」
「そうかそうか、では神の遣いのフリで通すとしよう。その方が何かと都合がいい」

「やぁやぁ、我こそは神なるぞ」とロノのフリをして降り立つと、ハワイの民たちは惜しみなく贈り物をし、集落に招き入れて華やかな宴を催しました。

この御礼として、クックはハワイの原住民たちを船内に招待し、フルートとヴァイオリンの演奏を披露。

きわめて友好的な交流。最初は、こんな和やかな雰囲気だったようです。

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