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G-3:映画

映画の感想です。時代劇が多いのは、地じゃあないですよ(笑)

2011年10月12日 (水)

じしゅうなう

こんな芸能ニュースがありました。


ウド鈴木、初主演映画『一遍上人』で相方・天野こそ「僕の一遍上人」
http://www.oricon.co.jp/news/movie/2002604/


なんと、一遍が映画化!

主演はウドちゃんですか・・・・もしかしたら、適任かもしれない?(笑)


それにしても、一遍はマイナーな感じがあるので、今夜はこのへんを語ってみたいと思いますw


一遍といえば、鎌倉時代の僧侶で「時宗(じしゅう)」を開いた人物。

「時宗」とは、「鎌倉新仏教」の1つ。


・浄土宗・・・・・・(開祖:法然)
・浄土真宗・・・・(開祖:親鸞)
・臨済宗・・・・・・(開祖:栄西)
・曹洞宗・・・・・・(開祖:道元)
・日蓮宗・・・・・・(開祖:日蓮)
・時宗・・・・・・・・(開祖:一遍)

一般的には、この6派が「鎌倉新仏教」。


飛鳥~奈良時代の仏教は、なんだか「宗教」というより「哲学」みたい。

おカタいものだったのですが、平安時代初期に「最澄・空海」の二大巨頭が「そんなの守れるわけねーべ!」と緩めてくれたおかげで、貴族文化と交わっていきます。

そして武士の世となり、鎌倉時代に至ると、ついに大衆化。

日々の生活に忙しい大衆にも理解させ、身近なものに感じさせ、信じられるものにしよう・・・・と手を加えると、論理が論理でなくなってしまいます。つまり、教義が暴走します(笑)

こうして、大衆のために暴走した仏教が「鎌倉新仏教」。

そんな「鎌倉新仏教」のフィナーレを飾った宗派こそが、一遍が開いた「時宗」。

以降は分裂とマイナーチェンジを繰り返すだけで、「新しい仏教」はついに生まれなかったのでした。

つまり、最後の「変革の仏教」を生み出したのが、この一遍だったわけです。


> 映画は一遍上人が生涯を描いた絵巻『一遍上人絵伝』(国宝)を原作に、
> 一遍上人が熊野権現との出会いから京都釈迦堂での踊念仏の成功までの過程を描く。


熊野本宮でのエピソードから描かれるってことですか。

それは楽しみだw


一遍は、元々は伊予國(愛媛県)の豪族の生まれ。俗世での名字は河野サン。

「承久の乱」で朝廷側についてしまったことから、一族の領地は大半が没収されてしまいました。
こうして貧窮の身になったせいか、「鎌倉新仏教」を開いた6人の僧侶のうち唯一、仏教アカデミーの最高峰「比叡山延暦寺」の出身ではありません。

もっとも、この頃の比叡山の荒れ放題ぶりはヒドかったので、「入れなかった」というよりも「入るほどの魅力を感じなかった」のかもしれませんけどね・・・・。


10歳で出家して、大宰府で修行するのですが、家督を継ぐために一旦還俗。

しかし、何かに嫌気が差したのか、再び出家。

旅先の長野県・善光寺と三重県・熊野本宮で宗教的感動を受けて、悟りを開いた・・・・と、言われてます。


一遍にとって信仰の最大の危機は、その熊野本宮への道中でのこと。

「南無阿弥陀仏」の名号を刷った「念仏札」を配りながら布教活動に勤しんでいたのですが、それを拒否する僧と出会います。


「俺は阿弥陀仏を信じる気になれないんだよ・・・・」

「念仏を唱える気にもなれない・・・・」

「こんな気持ちでそれを受け取ったら、俺はウソツキになっちまう・・・・」


念仏札を拒まれたことで、一遍、ショック!

気が動転したのか、押し付けるように念仏札を渡して立ち去るのですが、あとになってとても後悔したそうな。

「信じる気のない者にまで布教するのは、間違っているよなぁ・・・・」

熊野本宮に着いた一遍は、答えを求めるかのように「証誠殿」に籠もります。

すると、夢の中に熊野権現が山伏姿で現れて、教えを告げました。


「そなた、『他力本願』の言葉の意味を、まだ分かっておらぬな?」

「そなたが念仏札を配ろうがどうしようが、相手が阿弥陀を信じようが信じまいが、衆生は全部阿弥陀によって救われるのである」

「『自分が救わねば』とは、『自力本願』であろう」

「そういうヘンにリキんだ考えは捨てるこった」


権現さまのお言葉に、一遍またしてもショック!(よくショックを受ける人だ)


「なるほど。手を水にひたす時、どんなに『濡れるな』と念じても、どんなに口で言っても、どうしても濡れてしまう」

「それと同じで、どんなに『極楽に行きたくない』と念じても、どんなに口で言っても、名号(南無阿弥陀仏の言葉)に触れたら行ってしまうんだな」

「信じるもよし、信じないもよし。いらぬ計らいを施すことは一切捨てて、ただ阿弥陀仏に祈る道を模索しよう」


一遍、大悟の瞬間。


こういう経験から、

①「仏に救いを求める」のではなく、「救ってくださることに感謝」する。

②「あの世(極楽浄土)」よりも「この世での信仰」を大事にする。

という特徴が「時宗」にはあって、だから「今ココで、最大限の感謝を表す」ために、「踊り念仏」が生まれたんではなかろうか・・・・と、ワタクシは思ってます。

(ちなみに「時宗」の「時」とは、「時を同じくして共に念仏を唱える」ことを意味しているみたい)

まぁ、まったく詳しくない「時宗」の教義の解釈は、ここらで収めておきますが、少なくとも「一遍」という男は、

「過去より未来より、今!」
「死後の世界より、今!」
「今、この瞬間を、どうするかが大事!」

そういう考え方をする人物だったんだろうなーと想像しています。

突き詰めると、

「よく分からんけど、今を頑張れば、そのうちきっとなんとかなるよぉ!」

って意味になるわけで、なんとなくウドちゃんらしい(笑)

だから、けっこういいキャスティングかも知れませんねぇw

というわけで、ワタクシは期待しておりますよw



ところで、ワタクシ「時宗」のお寺って、記憶の限りでは1ヶ所しか行ったことありません。

それは、鎌倉にある「教恩寺」という小さなお寺。

以前書いた、平家最後の大将の所縁のお寺です。

■奈良仏師と最後の大将
http://baron-baron.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-6060.html

他に藤沢市の方にお寺(総本山?)があると聞いてますが、それにつけても他宗に比べて、あんまり聞かない宗派です。

で、一遍って先にも触れたとおり、愛媛県の出身。

長く旅をして周り、老いて故郷に戻ったのですが、また旅に出て、最期は旅先の播磨(現在の兵庫県)で亡くなっています。

二代目となる遊行上人は、九州の人。

ここから見ると、時宗って「鎌倉新仏教」のくくりではあるけど、西国の方で広がっている宗派なんだろうか?

と、ふと思ったので、つぶやいてみるテストです(笑)


ちなみに、ワタクシは時宗の信徒(時衆)ではありません。

・・・・と、念のため追記しておきます(浄土真宗の檀家でございます・・・・)

2011年6月19日 (日)

清々しいほどのバカ映画

映画「プリンセストヨトミ」を見てきました。

感想を一言で表すと、「こんな清々しいほどのバカ映画は久々に観た」。
・・・・と、ほめ言葉で(笑)

一緒に見に行った友人には(シナリオ的には)不評だったようですが、ワタクシには面白かったですw


以下、ネタバレも含まれます。



続きを読む "清々しいほどのバカ映画" »

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