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2011年1月 9日 (日)

まぼろしの兄 ~姫たちの戦国外伝

今日から大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」、ついにスタートしましたね。

ワタクシは「平成教育委員会」を優先してしまったので、まだ見ておりません。

まだ見ておりませんが、年末年始にはNHKや週刊誌で、関連ネタが多く取り上げられておりました。

それ見る限りでは、今年の大河は「浅井家三姉妹物語」っていうコンセプトがあるのかな?といった印象を受けたんですが。

三姉妹・・・・だけ?

えっと、浅井長政には三男三女の「6人の子供」がいたんですけど。
つまり、お江には3人のお兄サンもいたんですけど。

この息子たちのことに触れている番組をついに見かけなかったので、「それでもNHKかよ~」という残念な気持ちでいっぱい。

そんな状況で、この日を迎えてしまいました。ああ、今年の大河が不安だ・・・・。


お江のお兄サンたちは、父・浅井長政の死、小谷城の陥落のおりに信長によって処分され、浅井家は滅亡したとされています。

天正元年(1573年)のこと。嫡男・萬福丸は処刑(享年10)。次男・萬寿丸は出家させられてしまいました。三男は不明。

主役のお江は、この時生まれたばかり(0歳)。父や兄たちの顔を知る機会は、永遠に失われてしまいました。

ちなみに、浅井家と織田家の同盟が破棄されたのは元亀元年(1570年)。
長政は、織田家と縁が切れてもお市を手放す気はなかったんだなと。やることはやってたんだなと。
それだけお市は美しかったのかねぇ・・・・と、思わされる史実です(^^;

夫婦の情事はさておき、小谷城が陥落した時、お市が自害しようとしたのは何故なのか?と考えると、

「兄(信長)が息子の延命を認めてくれない・・・・子どもの半分を見殺しにするくらいなら、私も・・・・」

という悲壮な想いがあったのではなかろうかと、ワタクシは想像しています。

でないと、夫を裏切ってまで「袋のネズミ」の暗号(小豆の袋)を送ったクセに、あそこで死のうとした心境が、中々納得できません(まぁ、葛藤があったんでしょうけど)

だから、いくら主役のお江の記憶に無いからって、息子を「いなかった扱い」にするのは、歴史の醍醐味をむざむざ捨てている行為だと言えるのではなかろうか?と思うんですが、どうでしょうかね。

NHKはもったいないことしたなぁ・・・・。

前奏でこれですから、本番(大河ドラマ)では、どのような扱いになるのやら?

明日あたりに見るつもりなので、そのあたりにも注目してみたいなーと思っている次第です。

うーん、嫌な予感がするよぉ・・・・(笑)


ところで、浅井滅亡後、まだ動乱のやまない戦国時代を逞しく生きた武将たちの中に、「浅井長政の忘れ形見」とされる人がいます。

彼の名は、浅井井頼(いより)。またの名を浅井周防守長房(すおうのかみ・ながふさ)

さっき不明と書いた、長政の三男ではないかと言われている人物です(一説には、出家した次男・萬寿丸とも。あるいは分家筋の別人とも)


井頼が歴史上に登場するのは、秀吉と柴田勝家が戦った「賤ヶ岳の戦い(1583年)」の時。秀吉側に属して戦ったと言われています。

仮に茶々とお江の真ん中に生まれた子とするなら、12~13歳くらい(お初:14歳、お江:10歳なので)

戦いは秀吉側の勝利に終わり(この時、お市は自害。お江たちは秀吉の保護下に)、戦後は秀吉の弟・秀長の配下として大和国(奈良県)に赴任。

秀長・秀保(秀長の息子)の死後は、豊臣方大名の元を渡り歩いています(増田長盛、生駒親正・一正親子)

「関ヶ原の戦い」では西軍(石田三成の側・・・・つまり、淀君の側)に味方。

「大坂の陣」でも西軍(豊臣方)について、「冬の陣」は二の丸の守備につき、「夏の陣」では毛利勝永の先手組として参戦。

敗戦後は京都に潜伏し、姉の常高院(お江の姉・お初)を頼って京極家へ出仕(お初は京極家に嫁入りしていたので)

その後は、出雲松江(島根県)→播磨龍野(兵庫県)→讃岐丸亀(香川県)と京極家の移封に付き添って、1661年に死去。

終生の地・丸亀に彼のお墓が今も残っているみたい。享年90歳くらい?

けっこう長生きをした・・・・という、伝説にまみれた人物です。

一説には、真田十勇士の1人・根津甚八とは井頼のことだ・・・・とも言われております。
手持ちの真田幸村の本を片っ端から調べてみましたが、そのへんの詳しい情報は載っておりませんでした。残念無念。

ただ、大坂の陣での活躍が、真田幸村の近いところにいるので、そこが何やら面白いなぁと、妄想欲をくすぐられますねw

(冬の陣で二の丸守備:幸村は真田丸で奮戦、夏の陣で毛利勝永の先手組:勝永は幸村と並ぶ西軍の名将)


ともあれ、最初は豊臣方にいたことに注目。

お江が最初に嫁に行くのは、井頼が初登場する「賤ヶ岳の戦い」よりも後。秀吉の保護下にあった時です。

もし井頼が本当に長政の三男で、小谷城落城とともに亡命していたとしたら、お江は、この時に初めて実兄の顔を見た。そんな可能性もあるのではなかろうか・・・・?

嫁入りに行く寸前の、この瞬間。母が自害して果てた、この瞬間。そして、自分と父とを引き裂いた織田家が、終わった瞬間です。

一説には、井頼は浅井長政に顔がよく似ていたとも言われておりますから、お江の反応も結構ドラマチックなパターンが考えられます。

彼の行動を追えば、長女・茶々の元に馳せ参じて豊臣のために戦っているし、戦国時代が終わってからは次女・お初の元に身を寄せています。

こうやって想像を膨らませると、かなりオイシイ素材だよなーと、ワタクシの中では注目株。

「コンセプトは浅井の三姉妹だからー」なんて言わずに、是非とも登場させて欲しいんですけどねぇ。


まぁ、今回の脚本家が、「主役のパートだけ全部要らない」とワタクシが言い続けた『篤姫』の人なので、このへんは見る前から諦めてますけどね(苦笑)

明日見るのか、楽しみのような、不安のような・・・・。


大河を今年まるまる見ると決めるか?それとも「脱落なう」か?

これを占うのは、もはや毎年恒例お正月の風物詩ですね(笑)

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