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2011年11月 2日 (水)

キャラを大事にしないドラマ

大河ドラマ「江」、第39話~41話、見てます。


今週はまだ見てないので、土曜日の再放送で見るつもり。

「大坂冬の陣」ですから、見ないわけには行くまい。

まぁ、見ても「ご満悦」になれそうもない、そんな予感はあるんですけどね・・・・。


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第39話「運命の対面」

江戸では、二代将軍・徳川秀忠が誕生。

駿府の大御所・徳川家康との二元政治が始まります。

そんな最中の慶長16年、徳川家康と豊臣秀頼が、京都・二条城で対面を果たすことに。

この時、徳川家康71歳、秀頼19歳。

秀頼の若さと、自分の老い。家康は、自分に残された時間が長くないことに焦りを感じるのでした・・・・。

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よく知られた、家康と秀頼の二条城での対面シーン。

なので、秀頼が成長して、大人の俳優サンにバトンタッチ。

見た感じは・・・・悪くはないけど、秀頼より武田勝頼のほうが似合いそうな・・・・?

でも、家康との対面シーンは、台詞も演出も雰囲気も良かったです。

秀頼カッコイイ!

なんで、この調子をずーっと引っ張れないんだろう。

頼むから、秀頼が「キャラ急変」するのはやめて。このままでGO!で是非。


もちろん、嫁の千姫も成長してるわけで、今回は登場しませんでしたが、次回あの人気子役からバトンタッチ。

あの子が再登板という話題の割には、これといった見せ場もなかったような気がする。

本当に、何のために出てきたんだろう・・・・。


そうそう、大坂城にいる秀頼に対し、家康から再三上洛の要請が届いていることに、淀殿が立腹して、

「上洛を強いるのなら、秀頼を殺して、この私も死んでやる!」

と言い放つシーンがありました。

これって・・・・

かの人気子役が茶々の子供時代をやってた頃、

『江を妊娠したのを「堕ろす」と母・お市が言い出したのに対して、妹にナイフを突きつけて「生んでくれなかったら、初を殺して私も死ぬ!」と抗議する』

というシーンがあったのと、そっくりだ。

NHKサン的には名場面に数えたいんでしょうけど、ワタクシは「やり過ぎだ」と斬り捨てているんで、「淀殿はあの頃と変わってない(成長してない)」って演出なのかな、って思いましたよ・・・・。

■ぶちまけられた小豆(再掲)
http://baron-baron.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-f5d8.html


ちなみに、夫が将軍に就任したことで、自分の身分も「御台所」になった主人公・江も、「御台所のぉ・・・・」と、感慨も喜びも覚悟もないような、うわのそらな台詞を喋ってました。

この女も変わらないね・・・・。「上に立つ者の自覚」が、いつまで経っても育たない。

一人で勝手に暴走して、馬の世話係があやうく切腹になりかけた、一乗谷のあの頃と変わってないわ。


ちなみに、時代の方はどんどん変わってくれました。

秀忠の将軍就任(1605年)からスタートして、

次男・国千代(後の松平忠長)誕生(1606年)

秀頼の子・国松誕生(1608年)

初の夫・京極高次死去(1609年)

そして、家康と秀頼の二条城会見(1611年)


今まで、さんざんクダラナイことで時間潰してきて、今回いきなり6年間をジェットコースターみたいに飛ばす。

時間配分が狂ってる、としか思えないよなぁ・・・・。


つーか、もう結城秀康(偽あやや)死んでるんだけども?(1607年)

あれだけ引き立てるフリしてコケにして、最期は名前も出さないなんて、なんて薄情な!!

ホンマに、キャラを大事にしない脚本家だわ。


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第40話「親の心」

秀忠の長男・竹千代と次男・国松との間で、後継者争い(のチビたヤツ)が勃発。

家康と秀忠は、まだ心に隔たりがあり、しっくりと来ていません。

親子三代に渡って問題を抱える、大河ドラマ史上前代未聞の徳川家(苦笑)

大姥局が病に倒れてしまったり、家康と秀忠が酒を酌み交わしたりしますが、全てにおいて何の進展もなくオシマイ。

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・・・・で、「結局、不遇な竹千代(家光)と、母親失格な江と、まだ反抗期終わってない秀忠の、どうしょうもない親子を見守る回」といった印象。

「一話完結型のドラマではない」とはいえ、もうちょっと解決に向けてまとめられなかったのかしら・・・・。

「大坂の陣」は、すぐそこなんですよー?

前話ですっとばした6年間が、ますます虚しいわ。

タイトルの「親の心」というのも、「親と子、両方が心を開かなければ、関係は修復しない」という大姥局の台詞に尽きるんでしょうけど、できてないってどうなんだろう。


今回、最大級の溜め息をついたのは、やっぱり江の言動。

「私は竹千代も可愛く思うけど、家をまとめるには聡明で闊達な国松の方が相応しいと思いまする」

と、後継者争いに油を注ぎそうなことを抜かします。

「お前のその意向が、家をまとめるのに一番邪魔だ!!」と、思わずツッコミ入れましたもん。


で、大姥局(加賀まりこサン)が倒れ、江と秀忠が入れ違いに見舞いに来るシーン。

乳母の寿命が、もう長くないことを悟った秀忠は、感謝の言葉を述べます。

「そなたは、産みの母よりもずっと、私の母であった。礼を申すぞ」

で、そばにいた江がニッコリ。

いやいや・・・・アンタ、今回始まってから今まで、散々「乳母が何よ!」「産みの母を蔑ろにするな!」的なことを、ツバ飛ばして言いまくってたじゃない。

なんで「生母より乳母だよねー」っていう秀忠の絶賛を聞いて微笑んでるのよ。

いつもの江だったら、キレで暴れまくるところじゃないの。

つながってないんだよ・・・・思考回路が、っていうか話がさ・・・・。


あ、そうそう、有名な「家康が直々に、家光を三代将軍に指名」もどきのシーンもありましたよ。

ええ、「もどき」でした。

「大福をお食べ」と家光だけ呼んで、忠長も行こうとしたのを「お前は立場が違うだろう!下がっておれ!」って怒鳴るシーンのはずですが、スルーされました。

おかげで、何がなんだか分からないというか、シマらない話になりました。

次の話で、江が「まだ竹千代と決まったわけではない」とか言い放っているし、ホンマに何のためのシーンだったんでしょうか・・・・。


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第41話「姉妹激突!」

「方広寺の鐘の刻印」をめぐって、ついに徳川家と豊臣家が決裂。

対決姿勢を強めていきます。

大坂は、もう腹を括っている様子。

ところが江戸の方は、江のお福&竹千代バッシング、秀忠の家康バッシングが繰り広げられ、一枚岩ではない状態。

・・・・・・・・これって、どっちが勝つんだったっけ?

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秀忠と家康の溝は埋まらず、むしろ豊臣家の処遇(戦か平和か?潰すか共存か?)を巡って、ますます深まる(つーか、こじれる)ばかり。

「親父(家康)、なかなか死なねーな」と、およそ史実の秀忠像からは想像できないようなバカ発言を呟くような有様。

子は子のほうで、竹千代は江からは逃げて、お福ばかりに懐いております。

わがまま竹千代と優等生の国松という性格の違いも大差が出てきて、江はますます国松に傾倒。

このままじゃ、江が暗躍して国松を後継ぎにしちゃうよ!
はやいとこ家康に釘刺してもらわないと、竹千代が危ないよ!

・・・・・・・・って、それは先週もうやったんだっけw(どうすんだよコレ・・・・)

ってなかんじの、「こんなんで、どうやって勝者側になるんだよ」な江戸のゴタゴタした様子が描写されていました。

「先週、大姥局が仮病してまで訴え出た、あれは何だったんだ・・・・」と、思わず頭を抱えてしまいたくなったのは、ワタクシだけではないはずだ。

でも、少なくともこのドラマの登場人物には、そう考えた人はいないみたい。

ヨシ(民部卿局)あたりに「大姥局さまのお言葉をお忘れですか!」って諌めさせたら、大姥局の魂も報われるだろうに。

ホンマに、キャラを大事にしないな・・・・この脚本家。


そんなくだらない江戸の場面をスルーすることにして。

今回は有名なシーンが2つ、珍しくちゃんと描かれました。


まずは、「方広寺鐘銘事件(国家安康・君臣豊楽)」のシーン。

家康にチクったのは金地院崇伝でも南光坊天海でも林羅山でもなく、本多正純。

これは・・・・予算の都合かな?

家康が「マジで呪詛だと信じた」ように見えたのが、ちと気になりましたが(「言いがかり」にしとかないとー)、ここから「江戸へ使者を遣わす→同時に、兵を集めよと淀殿が命じる」のシーンは、割りと良かったかと思いますw


そして、その使者のシーン。

賤ヶ岳七本槍の1人・片桐且元と、淀殿の乳母・大蔵卿が使者として出向き、全く違う条件を聞かされて戻ってくる。

で、厳しい条件を持ち帰らせられた勝元は、大坂で居場所がなくなってしまう。

これらの様子が大阪方俳優陣の熱演で、丁寧に描かれていて、ワタクシこのドラマで久々のご満悦でしたw

ふつーにやればいいんだよ、ふつーに。

ヘンに奇をてらって、見当違いはなはだしく外す方が、救いようがないんだから・・・・。


ところで、タイトルの「姉妹対決!」って、どこかそんなシーンありましたっけ。

ワタクシ的には「方広寺鐘銘事件」にしておけば、そこがメインだったし(主役無視になっちゃうけどw)、分かりやすくて良かったんじゃない?って感じなんですがー。

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