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2012年4月 2日 (月)

見る人を選ぶドラマ

今日は、こちらのニュースから。

「平清盛」視聴率、今期最低の11%台に
http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201204020142.html


ワタクシは「平清盛」は「見る人を選ぶドラマ」だと考えています。

だから、見ている人の数が少ないのは仕方がない・・・・と、このドラマの低視聴率は気にしない方向でいます。

ちなみに、ワタクシは見てます。面白いと思っているので。
打ち切りにさえならなければ、それでOKです。

作品の質と視聴率は必ずしもイコールではないと思っていますし、自信を持って見続ける所存です。


気にしない・・・・とはいいながら、気になるのは「視聴率が下がり続けている」とは「見ていた人が、見るのをやめていっている」を意味すること。

「少ないまま増えない」ならまだしも、「脱落者が出ている」わけです。これは、ちょっと心配。

なんで見るのをやめちゃうのかといえば、やはり「平清盛は見る人を選ぶドラマだ」にあるからなのではなかろうか。


では、「平清盛」は何故見る人を選ぶのか。

それは「平家物語」「保元物語」「平治物語」の教養があるかどうかとか、一般には馴染みのない時代だからとか・・・・そういうこともあるのかもしれないですが、それよりも前に、どうも「平清盛」という言葉を聞くと、


「源平合戦」


この言葉のイメージが先行してしまう人が多いのでは・・・・というのが、発端になっています。


「源平合戦」がイメージされたら、きっと視聴者は「源氏と平氏のガチンコバトル」を期待してしまうでしょう。

でも、ドラマを見ると分かると思いますが、派手なドンパチなんてサッパリありやしません。

つまり、先行するイメージ通りにならず、「期待はずれ」になってしまうから、どこに面白さを求めたらいいかが分からなくなって、脱落しちゃうのではないでしょうか。


そもそも「清盛の時代」とは、どこが面白いのか?

それは、武者たちの派手な活劇が見れるからではないと、ワタクシは思います。

「保元の乱」も「平治の乱」も、戦闘自体は速攻で終わっています。
ですが、これらの戦争が始まるまでの謀略戦が、とにかくスゴイのです。

舞台は宮廷。主導権争いと政敵の排除を目指した陰謀の嵐。

これこそが、「平清盛」の魅力なのです(言い切った)


「平清盛」には、権力欲が烏帽子をかぶったような男が、次々に登場します。

そのトップバッターを飾るのが、「悪左府」こと藤原頼長。
藤原摂関家の内部抗争を引き起こし、「保元の乱」を引き寄せる、美貌の貴公子。

そして、ここが本当のスタート。

待賢門院璋子と美福門院得子の意地の張り合いなんて、まだまだ可愛い(笑)


そして、次に登場するのは、信西入道。「黒衣の宰相」と呼ばれた謀略の天才です。

清盛が最終的に勝者となれたのは、この信西に信頼されたからといっても、過言ではありません。

権力の権化として、類希なる野心家として、時代を先取る改革者として、そしてキレ者の策士として朝廷を操っていく。

それがやがて仇となり、「平治の乱」の火種が燻っていきます。


そして、頼長・信西亡き後の王朝は、朝廷、院、摂関家、藤原氏、村上源氏、そして平家の駆け引きが飛び交う、歪んだ戦場が口を開くのです。


・・・・というような「陰謀と謀略が渦巻く王朝絵巻」に、どきどきわくわくできる人でないと、「平清盛」は楽しめないんじゃないかなぁ。

こういう謀略戦のドラマを見るのって、気軽な視聴態度では無理なのではなかろうか。

人間関係を整理しなければいけないし、分からなくなったら調べてみるくらいの興味も必要。

「平清盛」は見る人を選ぶと思う・・・・というのは、こうした理由によっています。

まぁ、ワタクシは馴染みのある時代だから楽しい・・・・ってだけで見ているんですけどもねー。


それにしても、むかしは歴史モノといえば「戦国」「幕末」「源平」「忠臣蔵」なら当たるって言われていたんですが、とうとう「源平」が陥落してしまったんでしょうか。

視聴率は気にしない方向ですが、この時代の変化は、歴史好きとして寂しい限りですね・・・・。

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