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C:男爵語録

いわゆる「戯言」をまとめた日記。まぁ、ここに限らず全部戯言なんですが。

2012年4月 5日 (木)

怒哀喜楽

感情の発露は「喜怒哀楽」ではなく「怒哀喜楽」の順番だ・・・・という、臨床心理の話があります。

心の井戸に沈んでいる感情は、「怒哀」が上層にあって、「喜楽」が底にたまっている。

怒りを吐き出さないと、哀しみは出てくることができない。
哀しみを吐き出さないと、喜びは出てくることができない。
喜びを吐き出さないと、楽しさは出てくることができない。

その通りかもしれないなぁと、実体験も込めて非常に参考になった考え方です。

怒りや哀しみをぶちまけると、気分が爽快になります(怒哀→喜)
「泣き笑い(哀→喜)」っていうのもあるしね。
「楽しい」は最後。つまり他の感情が出し切られた状態だから、「楽=ぼけーっとしたイメージ」というのも納得(笑)


「怒哀喜楽」を知る前から、ワタクシも「喜怒哀楽」はただの語感の良い組み合わせ順であって、感情出現の優先順ではないだろうなーとは、漠然と思っていました。

でも、なんとなく「哀怒喜楽」のような気がしていました。

「哀しみ」こそが、感情の中で最大・最強のものだと思っていたから。

「哀しみ」って、自分の力ではどうしょうもない不条理や理不尽に晒された時に感じるじゃないですか。

だから、大きな理性を持った人間の宿命的なものだと考えたのです。

「怒り」っていうのは、その「哀しみ」が連れてくるものなんじゃないかと。


そうではなく、まず「怒り」があって、それを爆発させることによって「哀しみ」が訪れる・・・・とはね。

じゃあ、不条理さ・理不尽さを感じたとき、まず湧き上がってくるあの「哀しみ」のようなものは、一体何だろう?

そう問い直した時、それは「哀しみ」から自分を守るための、防御本能なのかな・・・・なんて、考えたりしました。

「怒り」を爆発させてしまったら、「哀しみ」を抑えることができなくなってしまう・・・・それを防ぐための、頭の蓋の圧力なのでは。

つまり、あれは「哀しみ」ではなくて「抑制」だったのかな、と・・・・。

人間の感情を抑えるのは、やっぱり頭であり、それは「哀しみ」にも似た張り裂けんばかりの、感情ならざる感情をもたらすのか。

感情の「抑制」こそが、大きな理性を持った人間の宿命的なものって言うのは、気持ち悪いくらい実感が持てるなぁ・・・・。


そんなことを、このコラムを読んでいたら思い出しました。

ムッとしても怒りを引きずらない人の習慣
http://allabout.co.jp/gm/gc/391677/

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2012年3月29日 (木)

介護職の給与はむしろ下げるべき?

今日は、こちらのニュースから・・・・と言いながら、ちょっと関係ない話になります。

外国人介護士 春、さらに門戸を開け
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20120330k0000m070116000c.html


以前、職場の知人が「介護職の給料は安月給のままにするべき」「むしろ下げるべき」という主張をしていました。


これには、おどろきましたよ。

「介護職は給料が安過ぎる」というのが「社会問題」になってると、ワタクシ思っておりましたので。

給料が安過ぎるから、やりたいけどできない・やり続けるのが不安だという人が続出し、求職者が減り、離職者が増え、そのために介護業界は慢性的に人手が逼迫しているんだと。

「給料を上げるのが急務」だと思っていたのに、「そのままにするべき」「むしろ下げるべき」って、どういうことなのかサッパリ分かりませんでした。


何故に「安月給のままでいい」「むしろ下げるべき」なのか?

彼の主張によると、「給料を上げると介護の質が下がるから」なんだそうな。


現状では、介護職員は一般サラリーマンよりも安月給。

仕事量の多い体力仕事だし、夜勤や不定休があたりまえだし、認知症高齢者の意味不明な言動や、家族さえお手上げした大暴れに、丁寧に付き合わねばなりません。

こんな激務な職場、普通は誰もやりたがりません。単純に考えれば、現状は「それでもやりたい」という熱意と志のある人が、この仕事に就いていることになります。


もし、介護職の給料が一般サラリーマン並みに上がったらどうなるか・・・・?

「介護やりたいわけじゃないけど、仕事がないから」という、熱意や志の低い求職者が流れてくることになります。

すると、介護職員が矜持とするべきモラルが下がり、本来やる気のあった志ある人のモチベーションも下がり、職場の熱意が下がり、介護の質が下がることになります。

「それでいいのか?よくないよね?」というのが、知人が「給料を上げるの反対」している理由。


それに、もしも給料を上げたら雇える人数が減ってしまいます。

年収300万円を1人を雇うのと、年収100万円を3人雇うのとでは、100万円を3人雇った方が現場の「質」を維持できるに決まってます。

そんな安月給では仕事を続けられる人いなくなっちゃうよ・・・・というところですが、ではどうすればいいのかというと、介護する人は安価な外国人を雇って数を揃え、日本人は指導・管理を行う人として養育すればいいとのこと。

こうすれば、数を揃えることもできるし、介護の指導は日本人の監督で行えるから、大体の問題は解決するというわけです。


言いたいことは、分からんでもない。

だけど、だけど、

「それなんか勘違いしてない?」という気が、してならないんです。

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2012年3月11日 (日)

区切れない1年目

今日は、あの東日本大震災からちょうど1年の日。


瓦礫の処理も、復興の目処も、原発事故の終息も、まったく見えてこないので、区切りと言う感じが全くしません。

テレビは盛んに、区切りにしようとこじつけて視聴率稼ぎしてましたけどね。

ワタクシは私用で新潟市のほうに行っていたんで、昼間のテレビは見てないんですが、その帰り道にTSUTAYAに寄ったら、ものすごい混雑振りでした。
「今日何があったの?」と開いた口が塞がらないほど。

これ、もしかしてテレビつまんないからレンタルに来た・・・・とかいうヤツでしょうか?(笑)



今日は、あの東日本大震災からちょうど1年の日。


あの大震災以来、日本の国民性が変わったような気がします。

どう変わったかと問われたら、具体的には挙げられないですが・・・・・。

本気でチャラチャラしている人が見かけられなくなったというか?

「そんな場合じゃないだろ」っていう意識が、どこか目覚めたような感じがしています。


そういう面では、テレビのタレントは、明らかに変わりましたね。

震災直後、仕事が全くなくなって、

「タレントって何だろう」
「テレビ番組って何だろう」
「自分たちは必要とされていないのでは」

と考えさせられたタレントが多かったらしく、そんな話をよく聞きました。

事実、去年の夏頃からは喪明けを待っていたかのように、チャリティライブのニュースをよく見かけましたね。

あと、バラエティでも、以前のような無意味で面白くもない、むしろ腹立たしいだけの悪ふざけが、劇的に減っているように思います。

・・・・震災前と比べて、タレントの元気がなくなった、というか、どこか陰を帯びてしまった、とも見えますけどね。まぁ、穿った見方ですけども。


国民性の変化に、元気のなさもあるのかなぁ。

大震災のあの時、東北を助けたいけど、何もできないって言う無力感、確かにありました。

それでも、「せめてもの気持ち」を届けたいと、新潟市の陸上競技場まで「支援物資の募集」に応じるため行ったりしました。

無力感を塗りつぶすための足掻きだと分かっていながら、でもじっとしてられなかったのでした。

何を送ったら喜ばれそうか色々と調べて、サランラップとティッシュと水のいらないシャンプーと女性用生理用品があると有難いらしいと結論付けて、同志の何人かと相談してかき集めて持って行きました。

あの時は、すさまじい渋滞だった。

ワタクシは善意ってあんまり信じてなかったというか、半分はキレイゴトでできてるよって思っていたんですけど、その考え方を少し変えられた、そんな渋滞でした。

「せめてもの気持ち」っていうのがね。あるんだなって、改めて。


変えられたと言えば、福島の方の知人が、あの日以来ガソリンを満タンにしないと、どこか不安な気持ちを覚えてしまうようになったそうな。

ガソリン不足、深刻だったもんね・・・・。

あと、いつでも持って逃げれるように荷物をまとめているとか、食料を備蓄しているとか、小物(懐中電灯、ホイッスル、方位磁針など)を常備するようになったとか、色々と習慣が変わったという人がおります。


自分は、何か習慣、変わったかなぁ。

節電も備蓄も小物常備も、元々していたしねぇ。

以前の3倍くらいの頻度で上書き保存するようになった、くらいかな(笑)

あ、震度3くらいじゃ驚かなくなりましたね。
落ち着きがあっていいことなのか、もう少し慌てろよってことなのか、分かりませんけども。

それから、地震に敏感になったような気がします。
震度1くらいでも、「あれ、揺れてる?」とか気が付いて、テレビで地震速報→「やっぱ震度1だった」ってのがパターン化してます。

まぁ、「気づくようになった」のではなく「地震の頻度が増えた」ってことなんでしょうけども。


我が家の習慣では、高いところにモノを置かなくなりました。

珍しくこの習慣は続いてますが、たぶん「高いところにモノを置くのを忘れてる」という感じがしなくもありません(笑)



今日は、あの東日本大震災からちょうど1年の日。

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2012年2月21日 (火)

いのちだいじに踊り食い

日記の更新頻度を上げるには、mixiチェックしようと思ったものを日記にすればいいんだよね。

というわけで、今日はこちらのコラムを突っつきます。


なるほど! 「いただきます」本当の意味
http://allabout.co.jp/gm/gc/390299/



もしも全く異文化の地域で遭難して、飢え死に寸前のところで原住民に助けてもらったとして。

その時、日本人は助けてくれた原住民に感謝します。

「ありがとうございました」と。

まぁ、当然というか、全然不思議じゃない。


ところが、ヨーロッパ人は神に感謝するそうです。

「神よ、彼らを遣わしてくださったことを感謝します」

原住民がキリスト教徒でなくても、神が遣わしてくださった、助けの手を伸べてくださったと解釈するようで。

そこには、原住民の厚意に対する気持ちは、どこかに消え去っています。


これ現代ではなくて、大航海時代とかそのへんの話だったように記憶してますが(ずいぶん前に読んだのでうろ覚え・・・・)、欧米に「いただきます」に該当する言葉がないらしいことと、文化(精神構造?)で共通しているのではなかろうか。

この違いはどこから来るのかな・・・・って考えると、日本は米が主食で肉食はあまりしない(しなくてもよかった)文化であり、ヨーロッパは肉食をする(せざるを得なかった)文化であったところに、やっぱり根幹があるんだと思います。

このへんは掘り下げると、本が一冊書けてしまうほどに奥深かったりするんで、やりません。

ただ、「小魚の踊り食い」や「活き造り」みたいな、残酷とも言えそうな風習が「他者の命をありがたく頂戴する」という思想の日本にあり、また魚や鳥とは比べ物にならないほど人間に近く、また長い年月を飼育した獣を殺し、捌きながら、「他者の命をありがたく頂戴する」という考えに到らなかったヨーロッパに、何故なんだろうという興味が尽きないです。

と、これが言いたいためだけに書いた日記でした。すみません。


唐突ながら「捕鯨に反発しながらカンガルー射殺や羊肉・牛肉の大量消費は日常茶飯事」の、オーストラリアの「鯨は殺しちゃダメだけど羊や牛やカンガルーならいいってわけわかんね」という日本人には理解不能な矛盾を解き明かすカギは、このあたりにも隠されているのかもしれませんねぇ。



ついでに、この記事にちょこっとツッコミを入れるならば。

> ほかの国では、食事の際に宗教的な儀式はみられますが、「いただきます」「ごちそうさま」のような挨拶はほとんどありません。「いただきます」「ごちそうさま」には、日本人の考え方や食文化が色濃く反映されているのです。

「いただきます」の言葉は、日本の伝統芸能の猿楽にも出てくるそうで、ゆえに鎌倉時代くらいからあったのでは・・・・と言われています。

鎌倉時代といえば、末法思想で仏教が暴走して、鎌倉新仏教が花開いた時代。

「いただきます」が、宗教儀式が長い時間を経て形骸化した姿ではないとは、言い切れないと思うんだけどなぁ。

(そもそも「他人の命を頂いて自分の命の糧にする」って、ものすごく宗教的な考え方だと思うんですけども)

2012年2月19日 (日)

失敗と試行錯誤

アメリカの発明王・エジソンが残した言葉に、こんなものがあります。

「私は電球を作るのに何百回もテストした。しかし、この1回1回は失敗ではない。うまくいかない方法を沢山発見しただけだ」

「発見したのは“うまくいかない方法”だったのか?」なんていう無粋なツッコミはおいといて(笑)、これを理論としてモデル化したもの・・・・のような気がするものに「TOTE」があります。

「TOTE」というのは、「Test-Operate-Test-Exit」の頭文字。

これは物事を改善する際の指標に使われるもので、「Input(入力)」から「Exit(終了)」までの間に、試行錯誤を繰り返すというモデルの名前です。

すなわち、

「問題に気がつく(Input)→問題を検証する(Test)→解決策を模索・実行する(Operate)→観察する(Test)」

と手順を追い、ここまで来てOKだったら「→問題解決(Exit)」、ダメだったらOKになるまで「→解決策を模索・実行する(Operate)→観察する(Test)」を繰り返すというわけです。

このようにすると、「失敗」は「失敗」ではなく「成功までの蓄積」、つまり「フィードバック」という意味になります。

本当の「失敗」とは、「Test」と「Operate」の環を断ち切ることだというわけです。



すごく整理された、いかにも理論。実戦心理学・NLPのお言葉。

だけど、だけど、

ワタクシの文系のアタマが(というか、天邪鬼なアタマが)、「イヤだ」とつぶやく。



このモデルには1つ、反論があります。

「どうして『失敗』を『失敗』と諦めるのはダメなのか?」という視点です。

「失敗の先に成功があったっていいじゃないか」と。

でも、いまいち押しに弱い反論だなーと、なんとなく思っていたんですが。



今日、「世界の果てまでイッテQ アコンカグア登頂プロジェクト」を見ました。

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2012年2月16日 (木)

重臣制度

先週までの降雪・積雪がウソみたいにいなくなった途端、風邪を引いてしまいました。

冬将軍との戦いに勝って、気が抜けちゃったんでしょうか。

なんとか今日になって、平癒の気配が見え始めましたよっと。



今日は、こちらのニュースから。


首相公選制に7割が賛成、時事
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012021600642



「大阪維新の会」とやらがでっち挙げている“船中八策”のひとつらしいですけど、7割が賛成ですか。

自分で首相が選べない歯がゆさは、何度も味わってきてますよ。

でも、首相公選制は・・・・。

あの麻生サンを引き摺り下ろして鳩山サンを首相に据えた国民が、今度は直接トップを選ぶって・・・・

それって、第二の鳩山首相が生まれるってことになりません?

しかも、今度は任期いっぱいやり続ける第二の鳩山首相です。

なんだか怖いので、この制度ワタクシはゴメンです(^^;


第一、鳩山民主党を選んだ有権者は、いま何を思っているんでしょうか?

「民主党に騙された!」かな?「マスコミに騙された!」かな?

それも否定できないけど(笑)、「こいつらを選んだ自分たちが悪かった」と思えないようでは、同じことの繰り返しになるんじゃないでしょうか。

今の閉塞感を打破するために「公選制」を選んでも、結局はまた制度のせいにして終わるのが関の山だというような気がします。

「直接選べた方が責任感が出て投票率が上がる」なんて職場のオッサンが言ってましたけど、責任取るのがイヤで裁判員制度に反対する人が多いようなので、逆に下がるような気もしますし(飛躍し過ぎ?w)



戦前、首相を決めていたのは「元老」だったそうです。

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2012年2月12日 (日)

QUEEN OF POP DEAD

歌手のホイットニー・ヒューストンが亡くなったそうです。


ワタクシは映画「ボディ・ガード」は見てないし、彼女のCDも持っていません。

そのせいか、「麻薬に手を出したアメリカのトップスター」という印象が強いです。


多額の金銭を稼ぐ人には多くの者たちが群がり、その者たちは何人かの家族を養っていて、1人のスターには、数え切れない人数の人生がのしかかってきます。

そのプレッシャーというのは、如何許りなのだろうか・・・・。


何十億円という極端なヒットを生み出す現代の音楽ビジネスってのは、才能ある人を成功者に押し上げるシステムであると同時に、不必要に消耗させ、使い捨てにしていくシステムでもあるわけです。

薬物に手を出してしまう芸能人は、そんな仕組みの被害者なのかもしれません。

だからって許されるわけではないけれど、気の毒なことだと思います。


心よりお悔やみ申し上げます。

2011年12月 4日 (日)

天下泰平 vs 軍人の覚悟

NHK「坂の上の雲」第3部・第1話を見ました。

本日の放送は、激戦として伝わる「旅順要塞戦」。


ただワタクシ、

ミリタリーが(兵器の名前が全く覚えられないという意味で)苦手で、

近代戦術とやらが(いまいちピンと来ない概念ばかりなので)苦手で、

モックンが(生理的に)大の苦手。

なので、感想やら解説やらの類はやりません。

でも、今年のボンクラ大河を見続けた人間として、ひとつ言いたいことがあるので、それをだらだらと書こうと思いますw



今年の大河ドラマ「江」は、「天下泰平」がキーワードでした。

「戦争は悪である。平和が一番」というコンセプトで、それはワタクシも賛成。

ですが、ドラマでちゃんと描けていたかといえば、とても疑問。

戦が始まると聞いては「また戦でござりまするか」「戦はいやにござりまする」と決まり文句を言うだけで、主人公たちは何もしない。

いや、史実から大幅に外れて何かをされても困るんですが(笑)、何もしない(できない)キャラなのであれば、嫌な戦乱がなくならない世の中や人間の性の惨さに苦悩させればいいものを、脳天気に「たいへー、たいへー」と口にさせているだけ。

これが、結構早い段階からうざったくて仕方がありませんでした。


そして、どういう掘り下げ方をしたのか知りませんが、戦争がなくならないのは「男は戦争が好きだからだ」という考えが、根底にあるように感じました。

その安易すぎる切り口は、もう「これ男性蔑視じゃない?」とツッコミたくなるほど。

そりゃあ、戦いに携わるのは、古来から男の仕事でしたよ。

でも、男だって戦わなくて済むなら、戦争なんてしたくないんです。本当は、きっと。

痛い恐怖、殺される恐怖、人を殺さなければならない罪悪感に苛まれ、戦いになるのを待ち、疲れ、つらい普通の時間も過ごさねばなりません。

そんなものに好き好んで身をささげる男の方が、むしろ少数派でしょう。あるいは、この戦国の姫たちのように、安全な所で戦争を議論するだけのヤツらばかりなのが現状ではないでしょうか。


戦いたくないけれども、戦わなければいけない理由が時には発生する。そういう時代があったんです。

戦国時代ならば、自分や領民の生活を守ったり、既得権益からの圧政を取り除いたり、一族の更なる繁栄や主家のお家再興を望んだり、色々な理由があります。

戦国の姫たちの叔父も、義父も、養父も、夫も、そうした「責任ある大将」として、頑張っていた男たちでした。

「坂の上の雲」も、戦争をしなければならない理由に「国際的な地位を確立するため」というのが紹介されていました。

時には殺人マニアや戦争マニアの類もいたんでしょうけど、大抵は今後のシアワセのために必要だから、仕方なく戦いの場に身を置いていたのです。

それを「男は戦いたい生き物」という見解で片付けるって、田渕久美子アンタ一体何様だって、何度呟いたことか・・・・。

「人間に対する観察が足りない」と言わざるを得ないと、ワタクシは感じていました。


そして、今日見た「坂の上の雲」は、遠征途上にある軍人たちの苦悩と葛藤と、兵士たちの暗くて汚くて痛ましくて哀れな兵営生活が淡々と描かれていて、その映像は一種独特の迫力がありました。

で、それを見ていたら、心の底から思ったんです。

「ああ、戦争ってイヤだな。自分はそんな所に行くハメになりたくないな」と。

「こんな思いをしなければ国際的な地位が確立できなかったなんて、ひどい時代があったんだな」と。

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2011年11月20日 (日)

大切な想いの業

ちょい前に、

「人は、自分が大切だと思っていればいるほど、その人が傷つくようなことをする」

というのをテレビでやっておりまして、大変なショックを受けました。


大切だと思っている友人にこそ、平気でウソをつく。

大切だと思っている家族にこそ、キツイことを言う。

大切だと思っている師匠にこそ、礼儀を忘れる。


自分にも、大いに当てはまるなぁ・・・・と。


大切だと思っていればいるほど、その人を傷つけてしまう。

ハリネズミのジレンマ。

それを防ぐには、やはり「親しき中にも礼儀あり」なんでしょうね。

この言葉は、人がつい忘れがちな、大切な社会ルールを教えてくれているんだと思います。

ワタクシ的には「親しき中こそ礼儀あり」。

荘子風に言えば「君子の交わりは、淡きこと水の如し」


「人は、自分が大切だと思っていればいるほど、その人が傷つくようなことをする」

逆を言えば、

「人は、別に何とも思っていない人には、その人が傷つくようなことは言わない」

これもまた、なんだか深い真実。

どうでもいい人にこそ、丁寧な言葉遣いになるって、ものすごくよく分かります。

親しい人に丁寧な対応をされるのを「他人行儀」って言ったりしますもんね。

あれって、なんとなく「知らない人だから(=怒りのツボや沸点が分からないから)、とりあえず丁寧に応対している」んじゃなくて、「どうでもいいから、愛情の目で見ない」ってことだったんですな。

想像していたよりも、人の関心ってドライです・・・・。


そして、人を愛情の目で見ると、その人の欠点や直したほうがいいところが目につくわけで。

それが「傷つける」という言動になり、行き過ぎれば喧嘩になってしまいます。

「“喧嘩をするほど仲がいい”って言うけど、喧嘩しないに越したことはないじゃん」と常々思っていたんですが、しかし喧嘩になるほどの直球の言葉を投げかけるってことは、その人を大切に思っていることの裏づけと言えるわけです。

これも、分かるような気がします。



・・・・うーむ。


本当の愛情っていうのは、

「親しき中にも礼儀あり」なのか?

「喧嘩するほど仲がいい」なのか?


分からなくなってきた(-"-;



というわけで、今日はこちらのランキングから。


友達と絶交したきっかけランキング
http://news.goo.ne.jp/article/gooranking/life/gooranking-22372.html


ワタクシの場合は、疎遠になった(疎遠にされた)友人は多いけれど、絶交したのは1人だけ。

ここでも何度か書きましたが、ある日、突然電話がかかってきて、食事に誘われました。

で、行ってみたら知らない人と一緒にいて、用事は「宗教の勧誘」。

これで相手が説得上手だったらどうなったか分かりませんが、あまりにも説教がヘタクソだったので(笑)、そこで論争になってしまい、最悪ムードで食事会はお開き。

お店を出た所で友人と大喧嘩になり、それっきり絶縁状態になってしまいました。

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2011年11月 3日 (木)

どうせなら納得したい

最近、テレビでやらない日はないというほど、TPPが政治の関心事になっています。

野田首相は、「交渉参加に向けて動き出す」という態度を示してますから、なし崩し的に「参加」へと流れていくんでしょうね・・・・。

で、「イヤだったら抜ければいい」って言ってますけど、それ本当にできるの?と疑問。

ひとたび参加してしまったら、撤退できないままずるずるとTPPの枠組みの中に取り込まれていくんじゃないのかねぇ・・・・。


ワタクシは経済や経済学が分からないし、世界の経済事情にも詳しくないし、条文ぜんぶに目を通すほど頭良くもないので、TPPに賛成か?反対か?は「とりあえず保留」というのが表向きの態度。

ただ、「TPPを推進することによるメリット」っていうのが、どうも分かりにくいような気がします。


関税を撤廃したらアメリカに物を安く売れるようになるから、これは貿易路線拡大のチャンス・・・・って言うけれど、だったら先に円高をなんとかするべきじゃないのかと。

それに、今でもそんなに関税は高くないって言うし。


「安い外国製品が買えるようになる」・・・・って言うけど、こっちも関税はそれほどじゃないんでしょう?

それに、そんなに欲しい外国ブランドの品物って、何かありますかね?

「ガラパゴスじゃない携帯電話やタッチパネルのなんたら」が欲しいんですか?

せいぜい「おコメが安く買えるようになるかも?」って程度になるんじゃないでしょうか。


「経済競争が激化することで、景気が刺激されて回復する」・・・・って言うけれど、だったら今頃は、戦後の高度成長期を「あれで高度成長?」って鼻で笑えるほど、好景気になっていると思う(笑)

つーか、むしろ「経済競争が激化」した結果が、いま世界中で日本が一番罹っている「デフレ・スパイラル」じゃないの?・・・・なんてツッコミも、入れたくなったりします。


「ブロック経済に置いてけぼりを食らう」・・・・とも言うけど、TPPは「新しい巨大市場」として注目される、中国・ブラジル・ロシア・インドなんかは参加しないのよね。

アメリカは、輸入なんか眼中になくて、輸出する気マンマン。

どこの市場から閉め出しを喰らうんだろうか。


それから、日本では「放射性物質ウンヌン」で福島近辺の農作物・工業製品が、いらぬ風評被害をこうむって避けられているわけで・・・・。

こんな風土を考慮すれば、安全基準が緩和されるうえに「遺伝子組み換え」とか「原産国」とかを表示しない輸入商品にも、「外国産は全部危険!」っていう十派一絡げな風評が巻き起こるのは、想像に難くない(笑)

それで、一体何がどれくらい売れるんだろう。それで、誰が得をするんだろう。


一方、デメリットの方は、分かりやすいような気がします。


中でも、自分たちに直接関係しそうな「食品や医療の安全基準・衛生基準が下げられる危険性」が、一番おっかない。

民主党は、先の原発事故でやらかしていた「ただちに影響はない」だの「政府が責任を持って注意深く監視していく」だのと、同じような弁明で、この条件を呑んでしまいそうな気がします。

それを後押しするのは、経団連。

ワタクシは経団連はハナから信用してないので、彼らが推進にまわっている時点で、TPPは、もう胡散臭さ満点・・・・。

彼らが賛成しているのは「輸出で景気回復」よりも「規制緩和・安全基準緩和」のほうを狙ってるんじゃないの?なんて邪推していたりします。

人の命より、自分らの稼ぎの方が大事って考えてそうだもん。


自民党の河野サンは「TPPは日本が変わるチャンス」っておっしゃってますけど、「変わる」が「よくなる」とイコールじゃないってことは、先の政権交代で経験済み(笑)



・・・・とまぁ、持っている情報が貧相なせいか、こんなかんじで考えれば考えるほどTPP参加のメリットを感じないのです。


どうせ参加を避けられないのなら、ちょっとでも納得した状態でその時を迎えたいもの。

抽象的なメリットはちらほら聞きますけど、具体的なメリットって、どんなものがあるんでしょうかねぇ・・・・。

(「往くも地獄、退くも地獄」なら、メリットよりもデメリットを聞いた方がいいのかもしれませんが。参加する場合、しない場合のデメリット。これはこれで、様子が変わりそうだな・・・・)




無知・無学を承知で、あえてメリットを見出すならば。

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