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I -3:大河ドラマ「平清盛」感想

歴史好きが描く、2012年の大河ドラマ「平清盛」の感想です。平安時代は得意ではないので、どこまで斬り込めるか注目です(?)

2012年4月 2日 (月)

見る人を選ぶドラマ

今日は、こちらのニュースから。

「平清盛」視聴率、今期最低の11%台に
http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201204020142.html


ワタクシは「平清盛」は「見る人を選ぶドラマ」だと考えています。

だから、見ている人の数が少ないのは仕方がない・・・・と、このドラマの低視聴率は気にしない方向でいます。

ちなみに、ワタクシは見てます。面白いと思っているので。
打ち切りにさえならなければ、それでOKです。

作品の質と視聴率は必ずしもイコールではないと思っていますし、自信を持って見続ける所存です。


気にしない・・・・とはいいながら、気になるのは「視聴率が下がり続けている」とは「見ていた人が、見るのをやめていっている」を意味すること。

「少ないまま増えない」ならまだしも、「脱落者が出ている」わけです。これは、ちょっと心配。

なんで見るのをやめちゃうのかといえば、やはり「平清盛は見る人を選ぶドラマだ」にあるからなのではなかろうか。


では、「平清盛」は何故見る人を選ぶのか。

それは「平家物語」「保元物語」「平治物語」の教養があるかどうかとか、一般には馴染みのない時代だからとか・・・・そういうこともあるのかもしれないですが、それよりも前に、どうも「平清盛」という言葉を聞くと、


「源平合戦」


この言葉のイメージが先行してしまう人が多いのでは・・・・というのが、発端になっています。


「源平合戦」がイメージされたら、きっと視聴者は「源氏と平氏のガチンコバトル」を期待してしまうでしょう。

でも、ドラマを見ると分かると思いますが、派手なドンパチなんてサッパリありやしません。

つまり、先行するイメージ通りにならず、「期待はずれ」になってしまうから、どこに面白さを求めたらいいかが分からなくなって、脱落しちゃうのではないでしょうか。


そもそも「清盛の時代」とは、どこが面白いのか?

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2012年3月30日 (金)

ケイズセイサクノ日々

職場の友人に頼まれて、大河ドラマ「平清盛」に関係しそうな系図を作っておりました。

「歴史は地図と年表があるとイメージしやすい。飛鳥・奈良・平安は系図もあるといいね」というような会話からの流れで頼まれたのです。

きのう14枚ほど完成したので、プリントして渡してみたら「おお、すげー!」とお褒めの言葉を頂けました。

本から画像ソフトに書き写すだけの作業ですが、構図とか色々と苦労もあったので、もっと褒めてもいいぞよ(何)


せっかくなので、装飾と彩色を施して、blogにもアップしてみようという魂胆が、今日の日記です。

「平清盛」を視聴されている方は、気が向かれたら参考になさってみてくださいませ。

歴史はイメージさえ掴めれば、こっちのもんですよー。



ついでなんで、かるーく解説もつけちゃいます。

(赤い枠の名前は、今年の大河に出ている、あるいは出てきそうな注目株の人物です)


■藤原氏略系図

Photo_5

今週の放送で亡くなった「待賢門院璋子」サマと、「美福門院得子」サマの関係が分かるかなーという系図。

ドラマで名乗ったかどうか忘れましたが、実はお二人とも藤原氏。
藤原璋子サマと藤原得子サマなのですねー。

璋子サマの父(公実)と得子サマの祖父(顕実)が兄弟という、意外と近い関係。
鳥羽天皇の母も親戚筋で、璋子サマにとっては従兄弟にあたります。

藤原氏といっても摂関家とは違う傍系で、「望月の歌」で有名な御堂関白「藤原道長」の叔父の系統に列なります。

(ちなみに「鳥羽天皇の母は摂関家の娘じゃないの?」と思われた方。鋭い!このあたりにも、一時は「この世は望月の欠けたところもないようだよ」と詠うほど栄華を極めた摂関家が、この頃はもうボロボロだったのが伺えますね)


ついでに、先週の放送で亡くなった清盛の最初の妻・明子の系図(高階家)も載せました。

舅殿(高階基章)が「祖父の系統を辿れば紫式部にも繋がる」と言っていた通り、先祖には「源氏物語」で有名な紫式部がおります。

紫式部の旦那は、親子ほども年齢の離れた中年男・宣孝で、紫式部と結ばれる前に何人か子供がおりました。

そのうちの1人が、待賢門院璋子サマの母方の祖先となっています。


■桓武平氏略図

Photo_6

平安京遷都を行った桓武天皇の、何番目かの皇子・葛原親王の子が、平氏の姓を賜って臣籍に下ったのが「桓武平氏」の一派です。

このうち、高望王は肥沃な関東に下って統治する道を選び、「坂東平氏」の祖となります。

高棟王は京から離れず中央政権に残り、公家平氏(堂上平氏)と呼ばれる一族の祖となります。
今週の放送で登場した、清盛の正室・平時子(二位尼)の実家は、この公家平氏の出身です。同じ平氏でも、だいぶ遠い親戚です。


坂東に根を張った平氏は、平安時代の前期~中期頃にかけて「平将門の乱」と「平忠常の乱」という、大きな戦乱を起こしています。

将門のほうは平氏が一丸となって討伐し、早くに決着がつきましたが、忠常のほうは失敗。戦乱が長引いてしまいました。

すると中央から源氏が派遣され、ようやく乱は鎮圧。これを機に源氏が坂東で幅を利かせるようになっていきます。

そんな「源氏の我が物顔」がイヤになった平氏の一派が、伊勢國に流れて根を張り、伊勢平氏(つまり清盛たち一族)の祖先となった・・・・と言われているみたいです。

清盛たちは、平氏の傍系であるばかりか、坂東から逃げ出した一族でもあるわけで、藤原氏どころか同族(坂東平氏)からも低く見られていたのではなかろうかと、ワタクシは想像しています。

この点、武家政権を樹立させる意味においては、祖先が築いた名声と父(義朝)が築いた坂東の地盤を背負ってスタートできた頼朝と比べると、忠盛・清盛親子には大きなハンデがあった・・・・というのが、マイ平家パワーバランス論です。


ところで、この平安時代末期を彩った武家同士の争いって、「源氏vs平氏」の戦いだと思ってません?

よく「源平合戦」と言われるし、最終対決が「源頼朝vs平宗盛」だったので間違いとは言い切れないんですが、桓武平氏の系図を見ると、頼朝の側について戦った人たちが目につくかと思います。

源頼朝の舅・北条時政。頼朝側のナンバー2・平広常(上総介広常)。義経と口論した梶原景時。平敦盛を討った熊谷直実。etc・・・・。

「源平合戦」は、実質上は「坂東平氏」と「伊勢平氏」の戦い、つまり「平平合戦」だった・・・・と考えてみると、流謫の身である頼朝が「奢れる平家」を相手になぜ戦えたのか?坂東の武士たちはなぜ平家の元に集わなかったのか?鎌倉幕府の源氏公方が三代で滅びてしまったのはなぜか?のあたりが、見えてくるんじゃないかなーと思ったりします。

(余談ですが、忠常の子孫・平常兼を千葉県の方は注目!そう、この人こそ千葉氏の初代。千葉サンは坂東平氏だったんですねー)



■熊野別当略系図

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2012年3月19日 (月)

「皇太弟」という罠

今年の大河ドラマ「平清盛」

視聴率はあんまり振るってないなんて話を聞きますが、制作者じゃないし、他人の評判なんて一切気にしないのがスタンスなので、ワタクシには関係ありません。

去年より視聴率が悪いっていうのも、なんか胡散臭さ満開だしね(笑)


ワタクシの周辺でも、一部は盛り上がってますけど、全体的には見てないとか、見ても分からないとかいうかんじ。

なので、ここに平安末期ネタを書くのは遠慮しようと思っていたんですが、ちょっとした必要が生じたので、時々綴ってみようと思い直しました。

いつも自己満足でやってるわけだし、まぁいいか・・・・というのも半々。

興味ない方は、いつものようにUターンしてください。



昨日の放送では、崇徳天皇の退位と近衛天皇(体仁親王)の即位が描かれていました。

「体仁親王をアナタ(崇徳天皇)の養子にして、譲位してちょーだい」
「上皇になれば、実権を握れるわよ」

と、得子に囁かれ、実権のない虚しい地位から脱したかった崇徳天皇は、よしとばかりに譲位してみたら、

「皇太弟に譲位する」

と譲位の詔で読まれて、「皇太・・・・【弟】だと!?違う!違う!」とあわてふためく、陥れられた崇徳天皇が描かれていました。


この辺、まずは系図を描いて、ちょこっと整理してみます。

こんなかんじ。

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2012年2月26日 (日)

宋銭渡来

大河ドラマ「平清盛」。

まだ第1話と、土曜日の再放送を仕事の休憩中にチラチラっと見た程度なので、録画を見てからリアルタイムで見ようと思っていたんですが。

職場のKクンに「頼長が出ますよ~」と吹き込まれたので、ガマンできずに見てしまいました(笑)

(のちの)悪左府、登場!!

いやー、中ボスって感じで、中々いいかんじw

積んだ本のズレをそっと直すシーンに、思わずニヤリとしちゃいました
(頼長は何事もキチンとしていないと気が済まない人。それを他人にまで過激に強要するので、「悪左府」と怖れられたわけです)

このまま「保元の乱」まで、イヤミたっぷりに突っ走ってほしい(切望w)


で、登場人物を見渡してみれば、崇徳院はいるわ、佐藤義教はいるわ、藤原忠通はいるわ、堀河局はいるわで、百人一首オンパレード。

さすが、かるた競技を題材にした連ドラを手がけていた人が脚本やってるだけあります。

藤原定家や藤原家隆や寂蓮や西園寺公経や二条院讃岐は出るのかな?そのあたりも、楽しみになりそうですなw



今日はドラマのタイトル「宋銭と内大臣」の内大臣・頼長で盛り上がりたいところですが、それでは負けた気がするので、「宋銭」のほうを取り上げてみようと思います。

前にも書いているしね(笑)

■不敵不敵 ~激情と赤裸々の悪の華(関連)
http://baron-baron.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-4e9e.html


ワタクシ経済はからっきしなんですが、まぁいつものように適当にやります。

お金っていうのは不思議なもので、思いもしないルートで近代まで繋がってくるので、「貨幣の歴史」っていうのも意外と面白いものですよ。



平安時代あたり税収は、「租」「庸」「調」でした。
米、布、綿、塩、馬などの生産される物資や、都での労働力です。

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